
小説すばる 2025年2月号
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特集
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増島拓哉×SHUN「欲望だらけの世を、言葉でつかまえる」
小説すばる連載中から好評だった増島拓哉さんの最新刊『路、爆ぜる』がいよいよ刊行されます。 刊行を記念して、デビュー作『闇夜の底で踊れ』と『トラッシュ』で大阪の闇社会を描いてきた増島さんと、新宿歌舞伎町でホストから寿司店大将になり、『歌集 月は綺麗で死んでもいいわ』が話題を呼んでいる歌人のSHUNさんの対談が実現。 大阪と東京の「夜」をそれぞれ小説と短歌で描いたお二人の対談をお楽しみください。
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北大路公子「大病からの復活を綴る」
乳がん治療ですっかり失われてしまった北大路さんの体力・筋力・気力。 史上最大に弱ったよろよろの身体は、日常生活を送るだけでもう精一杯。 しかし、再発予防には運動が大事とのことから、体育会系担当編集者の叱咤激励によって、いやいや運動を始めることに……。 笑いと勇気をくれる傑作養生エッセイが、コロナ禍を経て、待望の書籍化! リモートインタビューで、北大路さんに養生の日々を振り返ってもらった。
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岩井圭也×木爾チレン×須藤古都離×渡辺 優 新春書き初め&座談会 「世界の中心で、未来を書き初める」
小説すばるの創刊年でもある一九八七年に生まれた作家四人が集結した。『われは熊楠』で直木賞候補となり、現在は本誌にて「風車と巨人」を連載中の岩井圭也。デスゲーム小説『二人一組になってください』が話題沸騰中の木爾チレン。デビュー作『ゴリラ裁判の日』でスマッシュヒットを放った須藤古都離。本誌の新人賞出身、現在連載中の「女王様の電話番」で新境地を切り開いた渡辺優。書き初め&座談会をお楽しみください。
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北方謙三×EXILE TAKAHIRO「手書きから伝わる表現の息遣い」
遂にスタートした北方謙三さんの歴史巨編「森羅記」。その“顔”となる題字を手掛けてくださったEXILE TAKAHIROさんは、ヴォーカリストとして力強さと繊細さを兼ね備えた歌声でファンを魅了する一方、書道の有段者でもあり、個展を開くなどの腕前をお持ちです。原稿用紙に万年筆という執筆スタイルを貫き続ける北方さんと、「書」の分野でも活躍するEXILE TAKAHIROさんの対談をお届けします。