
小説すばる 2025年4月号
発売日:2025年3月17日
価格:定価1020円(税込)
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特集
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須藤アンナ「痛みとともに、より面白い形へ」
第37回小説すばる新人賞を受賞し、この度『グッナイ・ナタリー・クローバー』がついに刊行となった須藤アンナさん。霧の町チェリータウンが舞台の今作は、須藤さんの空想力が詰まった一作です。新時代の書き手の魅力をご紹介します。
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小川哲×赤川学(社会学者)「身近で小さな他者たちと」
猫の存在が私たちの社会に及ぼす影響を、社会学の観点から考えてみようとして立ち上げられたのが「猫社会学」です。今回は、その猫社会学を立ち上げた社会学者の赤川学さんと、猫ちゃんと暮らし始めた小川哲さんに、猫と暮らすことによって生じる人間の変化についてお話しいただきます。実は、猫愛に溢あふれる小川さん。早速、愛猫家の大先輩ともいえる赤川さんに、相談事があるようで……。
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増島拓哉×SHUN「欲望だらけの世を、言葉でつかまえる」
小説すばる連載中から好評だった増島拓哉さんの最新刊『路、爆ぜる』がいよいよ刊行されます。 刊行を記念して、デビュー作『闇夜の底で踊れ』と『トラッシュ』で大阪の闇社会を描いてきた増島さんと、新宿歌舞伎町でホストから寿司店大将になり、『歌集 月は綺麗で死んでもいいわ』が話題を呼んでいる歌人のSHUNさんの対談が実現。 大阪と東京の「夜」をそれぞれ小説と短歌で描いたお二人の対談をお楽しみください。
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北大路公子「大病からの復活を綴る」
乳がん治療ですっかり失われてしまった北大路さんの体力・筋力・気力。 史上最大に弱ったよろよろの身体は、日常生活を送るだけでもう精一杯。 しかし、再発予防には運動が大事とのことから、体育会系担当編集者の叱咤激励によって、いやいや運動を始めることに……。 笑いと勇気をくれる傑作養生エッセイが、コロナ禍を経て、待望の書籍化! リモートインタビューで、北大路さんに養生の日々を振り返ってもらった。
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