特集一覧
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東山彰良×佐橋佳幸(ギタリスト/プロデューサー)「パワーコードが飛んでくる」
十歳のある日、母を名乗る人物に連れられてサイドカーで旅をした久保田炳児(ぺいじ)。 東山彰良氏の最新刊『ママがロックンロールしてたころ』は、そんな炳児の音楽と共にある人生を、時に激しく、時に冷静に、それでいて滑らかに辿っていくような作品だ。 第一線で活躍し続けるギタリスト・佐橋佳幸氏を迎え、本作について、そして小説と音楽の魅力を大いに語っていただいた。
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天沢時生×小川 哲「ダークサイドの滋賀を突き抜ける」
スニーカーの贋作で滋賀を、世界を手に入れる――。 小説すばる連載作の天沢時生氏『キックス』は、破天荒に破天荒を重ねたギャングスタ小説だ。 同じくSF出身の大先輩である小川哲氏を迎え、天沢氏を作家として世に送り出した大森望氏に進行していただきながら、今作の魅力について深堀りしていただいた。
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平石さなぎ「“美しい負けざま”を描きたい」
ある宗教団体で「創始者の生まれ変わり」として崇められる小学四年生・吉沢癒知と、父の仕事の都合でさまざまな土地を渡り歩いてきた同学年の転校生・渡来クミ。二人は出会い、友情を深めることで、お互いの運命を変えていく――。第38回小説すばる新人賞を受賞した『ギアをあげて、風を鳴らして』(「ギアをあげた日」を改題)の著者・平石さなぎさんに、本作に込めた思いと本作に至る道のりを聞きました。
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北方謙三×美村里江(俳優)「海が紡ぐ物語」
待望の第二巻が刊行となった北方謙三さんの『森羅記』。今回のゲストは、『チンギス紀』の文庫解説でも北方作品について熱く語ってくださった俳優・美村里江さん。美村さんが読み解く『森羅記』の魅力とは――? 惹かれるキャラクター、好きな表現、演じてみたい場面、そして、共通の趣味である海釣りの話題まで。縦横無尽に広がるおふたりのトークをご堪能あれ。
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北方謙三×織田裕二(俳優)「小説と映像、唯一無二の表現」
累計発行部数1160万部を超える歴史小説の金字塔、北方謙三「大水滸伝」シリーズ。その原点となる『水滸伝』が、圧倒的スケールで完全映像化! 待ちに待ったドラマの放送・配信スタートを記念して、原作者・北方謙三さんと主演・織田裕二さんの対談が実現。小説と映像、表現者としての醍醐味を語り合いました。
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砂原浩太朗「武家の女性像を問い直す」
江戸時代、武家に生まれた女性たち。多くの社会的制約を課せられながらも、彼女たちは己を貫き、強く生きようとした。最新作『武家女人記』を通して、砂原さんが描こうとした女性の姿とは――。作品に込めた思いと創作論をたっぷり伺いました。
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宇山佳佑×大橋和也(なにわ男子)「道を切り拓き、続けることでみえるもの」
宇山佳佑さんの小説家デビュー十周年を記念した特別対談をお送りします。 対談のお相手はアイドルグループ「なにわ男子」のリーダーであり、俳優として、近作では映画・ドラマ『君がトクベツ』で主演を務めるなど、多方面で活躍中の大橋和也さん。 宇山さんの長編小説『桜のような僕の恋人』が愛読書だという大橋さんと、じっくりお話しいただきました。
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佐々木 譲×須賀しのぶ「物語に託した現代社会への警告」
佐々木譲さんが手掛ける改変歴史警察小説、「抵抗都市」シリーズが完結を迎えるにあたり、佐々木さんと須賀しのぶさんによる初の対談が実現。 しかし実は、お二人のご縁は約三十年前にさかのぼり……。 緻密に構築された作品世界とそこに込められたメッセージ、そしてお二人の出会いについてもお話しいただきました。
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永井玲衣×頭木弘樹(文学紹介者)「生まれたての言葉と出会う」
哲学対話を通して、言葉の生まれる現場を見つめる永井玲衣さん。頭木弘樹さんも、話題の書『痛いところから見えるもの』で痛みを抱えた人の言葉を掬い上げています。 永井さんの新しいエッセイ集『これがそうなのか』の刊行を記念して、対話で波打つ言葉の海を、お二人に泳いでいただきました。
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矢野 隆×よじょう(お笑い芸人・ガクテンソク)「命と向き合う「猟師」のリアル」
歴史時代小説の書き手である矢野隆さん初の現代小説『猪之噛』(「噛」は旧字)。狩猟をテーマに、猟師たち、そして山と共に暮らす人々の生きざまを描いた作品です。 猟師といえば、昨今お笑い芸人の間で狩猟免許を取られる方も増えているんです。今回はそんなブームの火付け役でもある、ガクテンソクのよじょうさんをお招きし、狩猟の今、そして『猪之噛』の魅力について語っていただきました。
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赤神 諒×後藤勝徳(一般社団法人歴史新大陸 代表理事)「史実と創作が紡ぐ、もう一つの幕末物語」
『夏鶯』の主人公・滝田蓮三郎のモデルとなった幕末の武士・瀧善三郎。彼の生涯をめぐり、赤神諒さんと、善三郎の顕彰活動や舞台化に取り組む後藤さんに熱く語り合っていただきました。 史実と創作の間で生まれた物語の魅力、そして現代に伝えたい「希望」とは――。
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小池真理子「“永遠”を描く心理小説」
始まりが終わりに、終わりが始まりになる。永遠に円環が続くウロボロスのように、人間の幸福と不幸は、ただくりかえされるものなのかもしれない。運命の不条理に翻弄される三人の男女の心の動きに焦点を当てた、三年ぶりの長編『ウロボロスの環わ』にこめた思いを、心理小説の名手である小池真理子さんに聞いた。